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自転車の重さ [物理の話]

車体重量と強度軽いマシーンに関心が集まります。しかし軽量であることを追求すれば、どこかで強度が損な われ振動や事故の原因になるのは明らかです。今、77kg(人間65kg、自転車12kg)の物体が9%の登坂(100m走って9m上がる、5度のきつい 坂)をのぼっているとすれば必要な力(登坂抵抗)はどの位でしょう。又、1kg重量がへったらどのくらい力が減るでしょう。図のWsinθから求められま す。計算から6.7kgが必要であり1kg減っても、わずか0.09kgしか減りません。体重20kg減れば1.74kgと大きく減ります。60年以上 昔、フランスの“ロケット号”は完成車で2.5kgでした。1977年のサイクルショウに、ケルビムは960gのクロモリフレーム(ホーク付、通常 2.8kg以上)を出品しました。フレーム重量を1kgへらすのは大きな冒険です。出来る出来ないの問題ではなく、非常識な軽量化を躊躇するのも当然では 無い でしょうか。

Wsinθ=77×sin5度=6.71kg
自転車の重量が1キロ減ると
Wsinθ=76×sin5度=6.62kg
その差は0.09kg

2001年05月07日 10:00 am / Posted by admin / 物理の話